1人旅に出た。中国地方編②
旅の続き。
9/20
城崎温泉周辺で仮眠をして次はどこ行こうかなぁなんて考えていると鳥取には大山という日本の百名山があることを思い出した。国道9号線を走っていると見えてくる山。登山装備は車内に積んであったので、あの山に登ろう!と即決し朝方には到着した。
大山の情報を調べてから登山届けを出し、6時30分頃には登り始めた。夏山登山口から8合目辺りまで階段登山が続くので、登った感想としては想像以上に疲れる!(階段だと標高がぐんぐん上がるため)標高差だけでみると985mになっていたので東京タワーとスカイツリーを階段で登る感じなのかな?
8合目を過ぎた辺りから木道になり景色も後ろを振り返ると眼下には鳥取と島根が文字通り広がってるように見えた。山頂にたどり着いた頃には風が強く人も増えてきたのでそそくさと下山した。(山頂が仮設になってたことにしばらく気付かなかった。笑)
下山後に日本一になった庭園に興味があったので足立美術館へ。(登山から美術館へ行くという前代未聞の行動をしましたがちゃんと着替えましたよ!)
さすが日本一と言われるだけあって、いままでに見たことがない美しい庭園でした。(ん~盆栽!って心の中でずっと言ってました。怒られるかな?)
他にも陶芸やら水墨画が展示されていたのですが芸術には疎いので「ほぉ、なるほど...立派ですねぇ」などと言いながら見てまわったときに”庭園へのこだわりもすごいけど作品が綺麗に見えるための工夫もすごいなぁ”と気付きました。
つまり、ガラスがめちゃくちゃ綺麗なんです!上の写真もガラス越しに撮りました。展示物にも当然ガラスが張られていましたが展示物を見るために近づいてみるとガラスが無いように見えるので、ガラスによく頭をぶつけました。
”美しい作品を綺麗に見るためにはその過程で汚れてるものがあってはならない”これぐらいの意思を感じました。(そのことに気付いたあとは作品を見なければいけないのにずっとガラスを見ていました。笑)
美術館を出て玉造温泉に入った後、このまま広島に向かおうか迷ったのですが「厳島神社は翌日にまわしてどうせなら山口県の錦帯橋を見に行くかぁ」っとここから自分の中でなにか吹っ切れて旅という堅苦しさが無くなり散歩気分になりました。
道中が長くなるので色んなことを考えながら運転をし、今を大切にするという自分の指針の中で一期一会について考えました。きっかけは広島県内のポプラというコンビニで店員のおばあさんに「ありがとうございました。また来てください。」とはっきり言われたことが嬉しくて、でも”もう来ることはないんだろうなぁ”と思ってしまったことです。僕は人間関係作りやコミュニケーションが下手で今では1人で過ごすことが多いからこそ僕と関わってくれる数少ない相手を大切にしなきゃって考えも生まれます。当たり前のことなんでしょうけどその行動が自然に出来るようになるまで意識し続けたいですね。
こんなことを考えていたら夜も深い時間に錦帯橋に着きました。終わり。