なぜ、後悔してしまうのか?②
前回の続き。
前回の記事では”後悔してしまう”理由の一つに選択肢の決め方や認識が間違っているについて書きました。今回はそれに加え、結果の受け止め方で後悔しない選択になるのでは?について考えていきますね。
さて、完璧主義(マキシマイザー)って知っていますか?
完璧主義とは常に高い評価で自分が納得している状態じゃないと満足しないという考え方です。
自分も昔、完璧主義者の傾向にありました。自分が好きな芸人にラーメンズの小林賢太郎という人がいるんですけど彼の完璧に見えるコントやパフォーマンスが好きで「自分もこんな風に全てを器用にこなせる人間になりたいんや!」と憧れて気付いたら100があるなら100が欲しいみたいな完璧主義者になってました。いやだって、かっこいいんだもん。
完璧主義者の人は自分の理想があってこうあるべきだ!という形にならないとストレスが溜まりますよね。そして正反対の人からみたら疲れそう...って思われるタイプの人です。(実際ストレスがひどいので気が抜けたら抜け殻です)
ではあまり聞かない正反対のタイプの人はなんて言われるか知っていますか?
完了主義(サティスファイザー)と呼ばれます。あまり聞き馴染みないですよね?(完成主義とも言う)
完了主義とは最高でなくてもある程度の結果で納得できるという考え方です。
「足るを知る」状態になっているのでストレスも溜めずに満足できるというわけですね。
完璧主義と完了主義、どちらが選択した結果に納得できるタイプなのかはわかりますよね?
もちろん、完璧じゃない結果にも納得出来るので完了主義の方が後悔しないタイプになります。
完璧主義を治そうと思って完了主義者になるための努力は簡単ではないと思います。
では完璧主義の考え方を持っている人はどうすればいいのか?について考えます。
完璧主義にも2種類の考え方があると言われます。
ひとつめは評価系完璧主義です。評価系の人は最高の選択肢があるはずという前提に縛られ「あっちがいいかも」「こっちがいいかも」と評価を気にして反芻思考になってストレスを溜めていき最終的には満足できないタイプです。ちなみに反芻思考はうつ病の原因にもなりますよ。
ふたつめは促進系完璧主義です。促進系の人は評価系の人と同じように選択するのであっちこっち迷います。でもメリットとデメリットを比べてポジティブな面を見出そうとする傾向があります。
この2つの違いはメリットをしっかり把握して行動できる人(促進系)とできない人(評価系)の違いですね。
簡単にどうすればいいのかと言うと「自分は完璧主義」であることを自覚して促進系を目指していこうと言う話です。
「自分は完璧主義者だから選択肢について迷うのは仕方ない。そのかわり、自分が決めた選択がどうなろうとそこにポジティブな要素を見出すようにしよう!」
こういうことです。
前回の記事も通して後悔しないためには選択は合理的に考える、結果の受け止め方(その結果に満足する)このふたつが後悔しないようにする方法と考えられますよね。
どちらも意識するのは難しいですがどちらもまず自分にはそういった傾向があると自覚することが大事だと思いました。後半考えるのが疲れたのでやや雑に書きましたがなんとか伝わってくれ~って思います。終わり。
(ちなみに余談ですけど僕は自分のことだけを客観的にみるように意識し始めて気付いた時には周囲の目を気にすることも少なくなりました。誰も自分のことなんて見てくれてないだろうという意識から自分の頑張りは及第点でもいいかなぁって思うようになりました。他人から見られている意識が完璧主義になる原因の一つかもしれませんね)