社会的洞察力を身につけよう!について③「推論編」
こんにちは。
前回の続き。
推論というのは”筋道を立てながら論理的に妥当な結論を導き出すこと”です。
これは頭が良いから出来る。ではなく頭の使い方なので、その使い方を知っていれば誰でも出来るし意識しながら鍛えることで身につけることが出来るというヤツです。
推論をするために3つの論理的思考があります。
この3つの考え方を全て説明するのはめんどくさい()ので帰納法と演繹法に触れます!
- 帰納法
- 演繹法←(えんえき)
- アブダクション
・帰納法とは?
帰納法は色んな事実から”共通点”を見つけ出し結論を導き出す推論法で「帰納的推論」と呼ばれます。簡単に言うと、共通点を見つけることで妥当するような答えが出せますよって考え方です。
すごく簡単な例え。
・事実1:スーパーAで作られているパンが美味しい!
・事実2:スーパーAで作られているお弁当が美味しい!
・事実3:スーパーAで作られているスイーツが美味しい!
この中で共通している事実の部分は「スーパーAで作られているものはどれも美味しい!」になります。
結論:よって、スーパーAの自社ブランドは美味しい!
こんな感じです。そして、当然ですが逆に結論から「なぜならば」を使って事実を説明することも出来ます。
「スーパーAの自社ブランドは美味しい。なぜならば、スーパーAで作られている「パン」「お弁当」「スイーツ」が美味しいからである。」
この結論という事実から「なぜ?」を問い、帰納法を使うことが出来れば「なぜそうなったのか?」という結論を証明するための色んな事実から共通点を見つけ出すことが出来るので”1を聞いて10を知ること”が出来るようになります(たぶん)
・演繹法とは?
演繹法は一般的に正しいよね!とされる常識や法則を前提にして、物事を当てはめていき結論を出す推論法で「演繹的推論」や「三段論法」と呼ばれています。
すごく簡単な例え。
前提:スーパーAのスイーツが人気だ!
推論:人気が高いので売り上げも伸びるだろう。
結論:よって、スーパーAの売り上げが伸びる!
こんな感じです。
A=BでB=Cである。なので、A=Cである。
みたいな数学の公式のようなものです。
前提が大事になる考え方なので「スイーツが人気だからお弁当の売り上げも伸びるな?」とはならないので注意が必要です。(この部分を勘違いをして考えてる人と会話すると「ん?なんでだ?」となります)
前回の観察力に合わせて推論力についても触れました。この2点はAIではなく人間が社会に対して考えることが出来る方法だと思います。AI側が統計学や数字的な答えを出してくれるのなら人間側は人の心理や物事を見れる強みを持たないといけないよなーという事です。そのために社会的洞察力って必要となってくるよね!という話でした。終わり。
社会的洞察力を身につけよう!について② 「観察力編」
こんにちわ。
前回の続き。
・観察力を鍛えるためには?
観察力を鍛えるためには普段何気なく見逃してる物事を意識する(前提に気付く)ということが大事になります。
世の中はすべて結果の成り立ちで出来ています。極端な話、この全ての結果に対して「なぜそうなったのか?(why?)」という問いが前提に気付く行為になります。
この問いかけは世の中の出来事の何でもに使うことが出来ます。例えば、「なぜこんなところにたんぽぽが咲いてるんだろう?」とか「なぜペリーが来日してきたんだろう?」だったり。こんなふうに前提に気付きその背景を見ようとする行為は頭が良くなるので日頃から鍛えたい部分です。
・推論力を鍛えるためには?
まず推論力の認識を改めるために頭の良し悪しではなく論理的に考える方法があるので頭の使い方の問題。つまり、誰にでも鍛えることができるということ。
そして推論力ってなに?って話ですが、簡単に説明すると「筋道を立てながら論理的に結論を考える力」です。
推論力を鍛えると色々なメリットがあります。
例えですが、「なぜ、自宅で出来るダイエットグッズが流行っているのか?世間はコロナウイルスで自粛ムードだからスポーツジムなどがいけない。だから自宅できるダイエットグッズが流行っている。」これをビジネスに活かす考え方にすると「自宅に居る時間が長いので暇を潰せる商品に需要があるな!」だったり「ダイエットグッズに需要があるということは痩せたいって心理の表れだ。だったら低脂質で高たんぱくの健康食品が売れる!」などビジネス思考力が強くなります。
あとは考える力が養われるのでメンタルやコミュニケーションにも強くなります。
何か分からない事や悩みがあると”正解”というものを得るために検索をしたり詳しい人に話しを聞くという手段を使います。そうすると、問題から正解までにある”過程部分”を自分で考えずに正解を得ることが出来ます。だけど、次第に自分の頭で考えることをしなくなります。その結果、正解を知らないでいることに恥ずかしいという意識が芽生えてきて常に周囲の顔色を窺うことで、自分の考えよりも他人の考えに合わせるという行動をとってしまい自分の主体性が失っていきます。
この”自分の主体性”を失うということは、自分の人生を他人任せにすることであり自分の人生を放棄することになります。自分に自信が無くなってしまうので考える力は鍛えた方がいいということです。(自分で書きながらも思い当たりすぎたので自戒)
では推論の方法を...っと思ったのですが長くなったので次回書きます。終わり。
社会的洞察力を身につけよう!について①
こんにちわ。
今回は社会的洞察力についてのお話。
以前の記事で今の自分には社会洞察力が必要そうだなぁと思ったのでその内容なんですがそもそも社会的洞察力ってなんじゃい!って思われるのでその説明からします。
↓前回の記事。
まず洞察力についてですがこれは「物事の本質や奥底にあるものを見抜く力」ことです。その洞察力が社会の物事(政治やら世間の流行)を見るのに必要だよね!ってことです。
なぜ、社会の物事を見るのに洞察力があると良いのか?というとビジネスのアイデア出しに使えたり逆に流行に惑わされなくて済むからです。
「なぜ、これが流行ってるんだろう?これに使えるからこの年齢層に人気があるのか!だったら応用してこういうアイデアの商品を出したら売れるんじゃね?」「何で流行ってるんだろう?あぁー、周りが持ち上げてるだけか。今、これに手を出したら損をするよね。」という考え方が出来るわけです。
では、この便利な洞察力を身につけるためにはどうしたらいいのだろう?
たとえば、「お金の価値の本質は信用」ですが、「なぜ?お金の価値の本質が信用」なのかを見抜くためには過程があるのです。この”過程”部分を考える行為が推論でそしてお金の価値とはなんだろうという?”前提”に気付く行為が観察です。なので推論力と観察力を鍛えることが自分の洞察力を高めるということになります。(全部一緒じゃん!って思いますが分けて考えると理解が早くなる(たぶん))
前提に気付く→観察力
過程を考える→推論力
結果から本質等を見抜く→洞察力
って感じです。
じゃあ、観察力と推論力を鍛えるためには?
長くなるので次回書きます!終わり!